1514.真我の人となれば全ての人を愛せる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生命の覚醒より

仏教用語に、無一物無尽蔵という言葉があります。

「私の財産はこれだけ」と財産を特定したら、それしか自分の財産にはなりません。

しかし、全部一回心から手放して、「地球にある総てのもの、あの太陽もあの星も、この宇宙全部が私の財産」と思うことができれば、確かにそれもあなたに永遠に恵みを与えてくれる財産ともいえるでしょう。

「私の人脈はこれだけ」といったらそれだけです。

しかし、全部一回手放して、「私の人脈は世界にいる総ての人」といっても構いません。

あなたが、愛の人となり、真我の人となった時に、総ての人を愛する心になれるからです。

そのことによって、出会う人総て、道ですれ違う人も、どこに行っても、みんな家族や仲間だというような心になったら、仕事も面白いようにスムーズに運ぶでしょう。

まず私たちは、物事をうまくやるには、人を愛せる心、それが最も大切なことなのです。
その意味で、本当に楽な人生を歩むことができます。

北海道で保険の代理店を営む成田克徳さん(38・仮名)は、大変素直にこのことを実行し、驚くほど楽でスムーズな人生を歩んでいます。

成田さんは、十二年間にわたって、熱心にある宗教を信仰してきました。

彼はその宗教団体で一生懸命がんばって、あるグループのリーダーにまでなっていました。

しかし、それほどまでがんばっても、彼の中には相変わらずたくさんの悩みがありました。

その団体の信者たちが、信仰しているかしていないか、信仰していてもその中でがんばっているかいないかということで、常に人を裁いている実体を見て、徐々に何かおかしいと思うようになっていたのです。

そのため、宗教というもの自体に疑問を感じ始めていました。

その上、仕事もうまくいっていませんでした。保険の代理店として独立したところまでは良かったのですが、人脈もなく、契約が取れなくて行き詰まりを感じていたのです。

そんな時、成田さんは、書店で私の著書「究極のセールス」と出会いました。

そして、彼は、もしここが宗教だったら行かないけれど、もし宗教じゃなくて、これだけのことが書けるのならすごい。

是非行こうと思い、心の学校のスタッフの説明を聞き、早速受講を決めたのでした。

そして、講座の中で真我を自覚した時のことを、彼は明るく弾んだ声で興奮して話してくれました。

「いやーすごい!自分に足りない所なんて何もなかったんだ!このままで良かったんだ!完璧だったんだ!って…。

それはもう、言葉にできない感動がありました。

今までは、自分に足りない所を補おう、吸収しようと、ああしなきゃ、こうしなきゃって、毎日ハードスケジュールでやってきたのが、そんなことしなくていいんだってわかったんです。

今のままで、何も手を加えなくていいんだって。

それが本当に実感できたんです。実感できるってすごいことですね!」

その後、彼から悩みが一切なくなってしまいました。

前は、悩みがあるのが普通だと思っていたのですが、今では、悩みがあるのがおかしいと思えるようになってしまいました。

そして、仕事の方もとても順調にいくようになりました。

いろんな所に出向かなくても、紹介ばかりでどんどん契約が取れるようになりました。

一人契約が取れると、その家族や親戚、友人を紹介してくれるようになり、受講したその月から、すぐに契約が上がり始め、それからずっと成績が上がり続けています。

今までは、保険に入ってくれるかくれないかだけを考えて、どうやって説明したらいいかとあれこれ作戦を立てていたのですが、そういうことを考えなくなり、ありのままの自分でお客さんと接することができるようになったのです。

そうすると、初対面のお客さんでも、出会った時からもう何十年ものつきあいをしているような感覚になり、お客さんからも「あなたって、昔からの知り合いみたいね」といわれたり、「恥ずかしい話だけど、うちの息子の嫁がね…」などと、プライベートな話をしてくれることが多くなりました。

とにかく私は、一年三百六十五日いつもニコニコしていようって決めたんです。

そして、喜びいっぱいの人生を送るんだって。

そうしたら、本当にそうなってきちゃったんです。

心の世界って本当にすごいですね。

毎日が楽しくて楽しくて仕方がありません!」