1169.守りから捨てる発想へ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「喜びの輪を無限に広げていく生き方」

についてです。

これからの時代に必要な

モチベーションとは、

「欲望のモチベーション」ではなく

「喜びのモチベーション」です。

「欲望のモチベーション」とは、

アレが欲しい、

コレが欲しいといった

自分の欲望を満たすことを動機として

行動していく姿です。

それに対し、

これからの新しい時代は

「喜びのモチベーション」の人間が

求められてきます。

私たちには、

喜べる心は元々始めから全部

与えられているのです。

それを知って、

そこを出発点にするのです。

だから、

今この瞬間瞬間に喜びで生きて行く、

と言うことなのです。

その喜びも、

自分にとって都合の良い、

自分が思う喜びではありません。

「喜びのモチベーション」に

なるためには、

如何に全部捨てるかによります。

出世欲だとか、

お金が欲しい、という、

そのこと自体は別に悪くありません。

だけど、

そのことだけを目的にして仕事を

するのは良くない、

と言うのです。

仕事の動機ひとつとっても、

アレが欲しい、

コレが欲しい、

だからこの仕事をやる、

ということから、

人にどうやったら喜んでもらえる

自分になるのか、

と言った方向に目標を

スイッチするのです。

例えば、

ある営業マンが

「すいません、コレ買ってください」と

あなたの所に何かを販売しに来たとします。

「コレを買ってくれたら、

私の給料これだけあがるんです。

お願いします」何て言われたら、

あなたはその営業マンから

買う気になりますか?

きっと買う気になんかならないでしょう。

なんで営業マン欲望を叶えるために

お金をださなければならないのか?

当然、

そういったスタイルで営業していたら

結果的にその営業マンの成績も

上がらないでしょう。

もちろん、

そんなことを口に出す人はいないけれど

心の中ではほとんどの人が

そう思って営業をやっています。

自分の給料のためにやっているのです。

それは、

嘘をついていることなのです。

嘘をつくな、

ということなのです。

嘘をついて本当のパワーは

出ません。

心の中では

「お金が欲しい」

「出世がしたい」でも口では

あなたのためお客さんのためにと

言っています。

これでは

本当のパワーは出るわけがないのです。

だから、

本当に人に喜んでもらうことをやった、

その結果として後からお金は

付いてくるものなのです。

そういう発想になるには、

執着心を

捨てなければなりません。

大企業の不祥事が

問題になったりしますが

不評をかっている原因は、

みんな守るところから来ているのです。

問題が出てきた時に、

パタパタッと最初に自ら処理すれば

よいのです。

しかし、

みんな守る発想だから問題が起きたと

言えるのかもしれません。

問題が起きたらまた隠そうとします。

自分の会社の存在は何なのかと、

会社の存在は社会のものだと捉えたら、

どうぞこういう問題を調べてください、

というふうにやるべきなのです。

守りの発想を止め、

捨てる発想でいくのです。