1166.今に生きる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「昨日に生きず、明日に生きず、今に生きる」

についてです。

私は、

出来るなら、

「人生二度生きる」を提案をしたい。

一度きりの人生じゃなくて

「二度きりの人生」

と言って良いのです。

もちろん人間だけじゃなく、

他の動物も

「守ろう」という本能はあります。

しかし、

人間は一種独特のものを持っています。

必要以上のものを集めてしまうのです。

例えば、

動物は必要最低のものをとっておく、

というのはありますが、

その場その場で必要な範囲だけに

なっています。

例えば、

鳩が餌を啄ばみながら、

明日の餌のことを思い悩んだり、

「昨日アレ食べとけば良かったなぁ」

なんて思っていないのです。

しかし、

人間は年がら年中、

ああでもない、

こうでもないと、

終わったことや、

起きても無いことを

思い悩むという独特のものがあります。

自分ひとりじゃ

そんなに食べられるわけじゃないのに

必要以上に欲しがったりします。

必要以上に欲しがる心が執着心を生みます。

そして、

その執着心が元で、

例えば、

会社が倒産したら自殺してしまう人も

いるのです。

本当は倒産と自殺は関係ないのです。

会社が明日だめになったって、

最初からやり直せば良いんだし、

借金あったからって言って、

死ぬわけじゃないし、

別にどうってこと無いんです、

本当は。

ホームレスになってホームレスから

また出発してやったって良いし、

だからといって、

どうってことないんですよ。

何故それを死ぬことと結びつけるか?

これが、

「守り」からくる恐怖感なのです。

それは、

世間体、もしくは人から

どう思われるだろうか、

だとか、

そういう「守り」や、

地位であったり、

後輩や年下にこき使われるのが

嫌だとか、

いろんなこと考える。

今まで

しっかりと「守っている」ものから

手を離さないのです。

きゅっと握り締めている。

それを手放して

手ぶらになることが怖いのです。

それが妄想になるのです。

そして精神的におかしくなったり、

あの世に行ったりする人もいる…

今そういう人が増えています。