985.夢から醒めるとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「人類よ、そろそろ夢から醒めたらどうか」

についてです。

宇宙という全体法則の中で、

人間だけが法則に反することを

やっています。

地球環境を壊す温暖化や

酸性雨問題などは、典型です。

その意味でも、

人間は宇宙法則に目覚めて、

地球という生命体に対する

根本的な態度を改める好機なのです。

どのように改めればいいのでしょうか。

何度も繰り返して恐縮ですが、

やはり本当の自分、

歓びそのものの自分、

愛そのものの自分。

真我に目ざめるしかない

というのが私の結論です。

この、真我を開発するための講座を

やっているのは、恐らく世界で

私しかいないでしょう。

なぜならば、人間の脳によって

いまの状況を改めるというのは、

どうやっても無理だからです。

たとえば夢の中で反省したり、

具体的に何かを作り上げることは

不可能ですね。

ボールペンを夢の中で作ろうとして

仮にできたとしても、

あくまでも夢の中での完成であって、

現実にできたことにはなりません。

同じように人間が脳の中で反省しても、

脳そのもので何かをやっても、

それは夢の中のことでしかない

ということです。

それなら脳ではなく、

心で考えたらどうかという人がいます。

心も脳の一部ではないか

というわけですね。

私は、そのように物理学的、

生物学的にはとらえません。

そうではなく、人間が脳で考えるのと、

心の奥にある、本当の自分、真我とを

分けてとらえなければ、

根本的な解決はできないのです。

それは、宇宙の法則に

生きるということです。

人間の脳で考えるのは、

宇宙法則で考えるという

ことにはなりません。

脳でどこまで考えようと同じです。

脳でいくら宇宙の法則を考えても、

それは宇宙の法則ではないのです。

宇宙の法則を感知できるのは、

何でしょうか。

それは、真我しかないのです。

私はそういうとらえ方をしています。

要するに、仮相という

夢から醒めればいいのです。

仮相から実相への目覚めです。

いわば夢の世界から真実の世界へ、

宇宙法則の世界へと醒めればいいのです。

これは、一瞬に起きることです。

そうして、いかに

人類が目覚めるかです。

すでに現前にある真実の世界に

目覚めるということです。

心臓がこれからどうなるのか

ということではなくて、

黙っていても、もともと動いている

心臓があることに目覚める。

それと同じことですね。

もともとあることに

目覚めればいいのです。

人類はいままで仮相の世界、

幻の中を突っ走ってきましたが、

一瞬で目覚めたら、そのように

突っ走ってきたことの意味は

なくなります。

人によっては、いずれ

人類は急速に目覚めるときが

くるといいます。

それは1990年代からみて、

100年以内に起こるだろうと

予測する人もいます。

いや、100年どころか数10年以内

に起こるという人さえいます。

それは一瞬にやってくる

可能性が非常に高いのです。